レクチンは炭水化物結合タンパク質であり、糖鎖に結合活性を示します。
レクチンは100年以上前に植物で最初に見つかったものでありますが、現在では自然界に広く存在することが知られています。
また、微生物にも存在しています。多くのレクチンは多量体を形成するため、
分子内サブドメイン内に糖認識サイトを一つしか持っていない場合でも多量体を形成することで、
糖鎖分子を介した架橋を形成する能力(凝集能)を有するものが多いのが特徴です。
また、”多価である”ということもレクチンとして重要な要素であるのですが絶対にそうでなければならないのかと聞かれれば絶対的ではありません。
レクチンには、酵素の触媒機能のような明確な役割がわからない場合も多いのですが、レクチンが糖鎖を語るためにキーになることは間違えありません!
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